地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ

＊第八章＊

†最後の１日

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「ねぇ…良いでしょ？」

「だが―……」


「わたくしは早くあの女を葬り去りたいの」


「………じゃが」


「あの女はただの庶民。わたくしとは月とスッポン程の差があるわ。陸さんに釣り合うのは、わたくしよ!!」











「………仕方ない。本当に葬り去って良いんだな？」

「もちろん。早く陸さんと婚約したいわ」

「……抹殺が済み次第、婚約パーティーを開くとするか」

「ありがとうパパ」









時々――…


人は欲望のためならば、手段を選ばない。



欲しいモノはどんなに汚い手を使っても、手に入れる。



それは時として――……


どんな化け物よりも恐ろしい。