地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ
テーブルの上に置かれたカップには、砂糖もミルクもなかった。
「ねぇ………なんでないの?」
隣に立つメイドに、カップの皿を指差すながら聞いてみる。
「……陸様はブラックしかお飲みにならないでしょう?」
笑うこともなく、無表情なままで返してくるメイド。
もうちょっと愛想があっても良くないか?
「それとも…角砂糖10個にミルク5杯を入れた甘々カフェオレがよろしいなら、作り直して参りますが?」
「………い…いらない」
「では、ブラックでお飲み下さい」
このメイド…………怖っ!!
甘いモノが嫌いな俺は、そのカフェオレを想像しただけで身震いがきた。
「………クスッ……」
「あ……笑った………」
「ねぇ………なんでないの?」
隣に立つメイドに、カップの皿を指差すながら聞いてみる。
「……陸様はブラックしかお飲みにならないでしょう?」
笑うこともなく、無表情なままで返してくるメイド。
もうちょっと愛想があっても良くないか?
「それとも…角砂糖10個にミルク5杯を入れた甘々カフェオレがよろしいなら、作り直して参りますが?」
「………い…いらない」
「では、ブラックでお飲み下さい」
このメイド…………怖っ!!
甘いモノが嫌いな俺は、そのカフェオレを想像しただけで身震いがきた。
「………クスッ……」
「あ……笑った………」