地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ
――妃芽Side――


「お嬢様、そろそろお支度をお願いします」

「えぇ……」



家の使用人が、わたくしの着替えを手伝う。


午後2時。


会見まであと5時間。



「まぁ…お嬢様……見事なプロポーションですこと!」

「……本当に……どうしたらこんなに素晴らしい体型になるのですか?」



今日の衣装に着替えるため、制服を脱いで、下着姿になった。


すると、メイド達が口々にわたくしのスタイルについて褒めて来る。



「さぁ…?どうしてかしらね?」



体型維持に力を入れてきたのも、陸さんのため。

これだけスタイル良いなら、抱きたくなるでしょう?


でも、陸さんって……キスもあんまり経験ないみたいだし……。

ましてや……女の人を抱くなんて未知の世界なのかしら?


(↑陸は一途ではあるが、純情少年ではない)
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