地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ
†空白の1ヶ月
――杏樹Side――
この事件の始まりは10月某日。
ちょうど…雑鬼達に、お弁当を食べるのを止められて、
“青酸カリ”が
検出された一週間後くらいだった。
その日はいつもより早めに帰宅した。
家の中に入り、リビングの扉を開けると――…
「え………?」
意外な人達が集まっていたの。
陸のご両親と咲さん。
柚莉のご両親、松沢理事長。
そしてうちの家族―――…。
総勢9名がリビングのソファーに腰掛け…お茶を飲んでいた。
「杏樹、話があるからそこへ座りなさい」
じいちゃんに促され、近くのソファーに腰を下ろす。
それまでは
和やかなムードでお茶をすすっていたのに
急に全員の表情が真剣になった。
この事件の始まりは10月某日。
ちょうど…雑鬼達に、お弁当を食べるのを止められて、
“青酸カリ”が
検出された一週間後くらいだった。
その日はいつもより早めに帰宅した。
家の中に入り、リビングの扉を開けると――…
「え………?」
意外な人達が集まっていたの。
陸のご両親と咲さん。
柚莉のご両親、松沢理事長。
そしてうちの家族―――…。
総勢9名がリビングのソファーに腰掛け…お茶を飲んでいた。
「杏樹、話があるからそこへ座りなさい」
じいちゃんに促され、近くのソファーに腰を下ろす。
それまでは
和やかなムードでお茶をすすっていたのに
急に全員の表情が真剣になった。