地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ
しかし、それは本当で―――…
不正取引がされたという資料のファイルだった。
「――この資料を使って、今度告発をしようと思っているんだ」
「なぜですか?」
祥お父様に問い掛ける。
「実はね、楠財閥から取引を持ち掛けられているんだが――
こんなに汚れた財閥とは手を組むことは出来ないだろう?それに――…多分あの人達は杏ちゃんの命を狙っているよ」
「え……………」
「気づいてる?杏ちゃん毎日尾行されてるんだよ?」
「…………!」
マジですか!?
あまりの話の展開についていけず…口をポカンと開けてしまった。
あたし……毎日後をつけられてるんですか?
ゾッとするんですけど!!
思わず自分の体を抱きしめて両腕をさすった。
不正取引がされたという資料のファイルだった。
「――この資料を使って、今度告発をしようと思っているんだ」
「なぜですか?」
祥お父様に問い掛ける。
「実はね、楠財閥から取引を持ち掛けられているんだが――
こんなに汚れた財閥とは手を組むことは出来ないだろう?それに――…多分あの人達は杏ちゃんの命を狙っているよ」
「え……………」
「気づいてる?杏ちゃん毎日尾行されてるんだよ?」
「…………!」
マジですか!?
あまりの話の展開についていけず…口をポカンと開けてしまった。
あたし……毎日後をつけられてるんですか?
ゾッとするんですけど!!
思わず自分の体を抱きしめて両腕をさすった。