地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ
久々に怒られた………(泣)
陸さん……お顔が閻魔大王様みたいです。
シュン………となり、俯いて床を見る。
「頼むからさ……無茶すんなよ…俺の心臓が持たねぇんだから」
「すいましぇん…………」
俯いたまま返すと、フワリと甘い香りに包まれた。
後頭部と腰に温かくて大きな腕がまわり、ギュッと抱きしめられる。
離れる前と微塵も変わらない香りに、安堵して息をゆっくりと吐いた。
陸の胸に顔をうずめ、抱き着く。
あ………ヤバイ…………。
来たかも…………。
さすがに一週間はキツかった。
「杏…?」
「ん………?…陸……抱っこ」
「は?」
「………………」
「杏樹?」
告発会見用の資料作成で、ここ一週間寝ていないあたし。
仕事が終わったことと、陸の温もりに安心したためか、一気に睡魔が襲い…あたしは眠りの国へ旅立った。
陸さん……お顔が閻魔大王様みたいです。
シュン………となり、俯いて床を見る。
「頼むからさ……無茶すんなよ…俺の心臓が持たねぇんだから」
「すいましぇん…………」
俯いたまま返すと、フワリと甘い香りに包まれた。
後頭部と腰に温かくて大きな腕がまわり、ギュッと抱きしめられる。
離れる前と微塵も変わらない香りに、安堵して息をゆっくりと吐いた。
陸の胸に顔をうずめ、抱き着く。
あ………ヤバイ…………。
来たかも…………。
さすがに一週間はキツかった。
「杏…?」
「ん………?…陸……抱っこ」
「は?」
「………………」
「杏樹?」
告発会見用の資料作成で、ここ一週間寝ていないあたし。
仕事が終わったことと、陸の温もりに安心したためか、一気に睡魔が襲い…あたしは眠りの国へ旅立った。