地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ
あたしの隣で一緒にケーキを頬張っている。


可愛い子なんです♪



あれ…?なんか食べてる?

「それは何?」

『あっ…これですか?』


お皿に入った大量のカラフルな飴玉?みたいなのを指すので、コクリと頷いた。


『女には、ただの飴玉ですが、男には………』

「男には……?」


『……杏樹様には、お付き合いしている方がいますか?』

「一応……」


それが、どうかしたのかな?



『この飴玉は、男には強力な精力剤になります』

「精力剤?…なにそれ?」

フフっと笑った彼女はあたしの耳元で告げる。



『………杏樹様に欲情する媚薬ですよ』

「///////////」


顔が真っ赤に染まり、口をパクパクとさせた。
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