泣き虫少女と強がり少年
西野が私の事をどう想っていようが、
私には関係ない。

…ていうか、まずあり得ないし!
西野も言ってたけど、ハッキリ言ってキモいです!





ぶんぶんと首を横に振っている私を見て、
先生は不審に思ったのか、
「次は安藤、ここ解いてみろ」
と私を当てた。

はひひぃっ…と声を上げそうになったけど、
私は何とか、その声を喉の所までで止めた。

ほっと一息…ついてる場合なんかじゃない!

どうしよう…先生の話なんて、
全く聞いてなかった…。

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