泣き虫少女と強がり少年
私は、とりあえず立ち上がる。
けれど、頭の中は真っ白だ。
からっぽ、と言ってもいいかもしれない。
…そうじゃなくて!
ええと、ええと…どうしよう……。
また、西野にバカにされるっ。
…そうでもなくて!
ええと、ええと……
…と、誰かがぼそっと
その問題の答らしき言葉を口にした。
私はとっさに、その答えを言ってみる。
「…ああ、まあ…正解だ……」
先生は一瞬驚いた顔をして、
次に悔しそうな表情を浮かべて…またすぐに、いつもの顔に戻った。
けれど、頭の中は真っ白だ。
からっぽ、と言ってもいいかもしれない。
…そうじゃなくて!
ええと、ええと…どうしよう……。
また、西野にバカにされるっ。
…そうでもなくて!
ええと、ええと……
…と、誰かがぼそっと
その問題の答らしき言葉を口にした。
私はとっさに、その答えを言ってみる。
「…ああ、まあ…正解だ……」
先生は一瞬驚いた顔をして、
次に悔しそうな表情を浮かべて…またすぐに、いつもの顔に戻った。