愛した人にさよならを‥





『せつなだよ♪奈々♪』


刹那って恥ずかしい事サラっていうんだ‥
やっぱチャラいのかなぁ‥



『刹那かぁ‥了解♪
てか刹那って何歳なの?
あたし13歳♪』



『13歳とか若っ!
俺16歳だよ♪』


3歳違いか‥ま、いっかあ♪



『へー‥
じゃぁバイトとかしてんの?』



『してるよ♪
今は塾の先生かな♪
前はホストだったよ♪』


ホスト‥?先生‥?
嘘ーっっっっ!?!?
嘘なわけないか‥
だから顔格好いいんだー‥
納得!



『だから顔格好いいんだね♪
まぢ好きになるしっ♪』



『格好良くねぇし♪
俺も奈々の事好きになりたいな』


ちょっ‥!
刹那は大胆ーっ/////

みるみるあたしの顔が赤くなっていく。



『は、恥ずかしい事言わないでよ/////』



『あはは♪奈々、可愛いよ』


なっ////
またぁーっ////

その甘い言葉ににやけながら
メールの返信を返す。
その時、ふとあたしは思った。

ホストなんだからこんな感じで
女の人を落としてきたんだ、と。

考えていたら急に悲しくなり、
泣きたくなったので刹那に
もう寝るねと伝え携帯を閉じた。



ここから偽りの恋が始まった─────‥‥




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