愛猫




なんだこのやりとりは・・・と思いつつも
手を進める。



「イッチー、全然わかんない!」



「俺は知んねぇーぞ。いつも寝ている
お前が悪い。」



「イッチーの意地悪、腹黒男っ!!」



「ったく、うるせぇーな。どこだよ。」



冷たい事を言いつつも、なんだかんだといって
教えてくれるイッチーは、意外に優しい男なんじゃ
ないかと思ったりもする。


確かにイッチーは生徒のうけがいい。
髪はぼさぼさで、スーツも着崩してはいるけれど
それがイッチースタイルなのだ。




「ん?何だ、御影?俺の顔をじっと見て。
そんなに俺ってイケメンか?仕方ねぇやつだな。」

ガハガハと笑うイッチー。



・・・やっぱり、さっき思った事はなかった事に
しよう。





< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

願い星

総文字数/149

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop