湯川 英一の、ある一日
「バタンッ!」

部屋の扉が開き、数人の男がなだれ込んで来た。

「な、なんだ!」

黒づくめの男達は僕を押さえつけ、口を塞いだ。そして僕を仰向けに組み敷いた。

彼女はゆっくりと、僕に近づいてくる。もちろん、手には注射器。

「今回は計画を早くしろとの事ですので。」

男達は僕の彼女に敬語で喋った。何を言っているのだろう。話が見えない。

「仕方ないわね。ワイルドストロベリー作戦は、終了。次のステップに入るわ。」

彼女は言うや、僕の腕に注射器を突き刺した。



何だ?何が起こったんだ?

薄れゆく意識の中で僕は、見た事もない彼女の大人びた表情を確認した。

視界が真っ暗になった。



END
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