ホットミルク
飲み会が始まると、コールやらゲームやらで店内は騒がしくなった。



あたしはビールが苦手だから、酎ハイを少しずつ飲んでいた。



前を見ると、玲子ちゃんがかなり急ピッチで飲んでいるのが見えた。



「玲子ちゃん、大丈夫?」


「だぁいじょうぶだって!
それより美香ちゃん、全然飲んでないじゃん。ほら、飲んで飲んで!」



いきなりグラスに並々と酎ハイが注がれた。



「ごめんな、土屋さん、こいつ結構きてるよな。」



「なによ、直樹。あたし酔ってなんかないからね!!ったく~、邪魔だっつぅの!」


「れ、玲子ちゃん?」



玲子ちゃんは松山君を押し退けて隣の先輩達の席に移動した。



「あいつ、飲むとかなりSになるんだよ。まぁ、普段も結構Sなときあるけど。」



あの時茜が言ってたのってこのことだったんだぁ。



それにしても、茜よくわかったな~。
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