ホットミルク
「松山君、飲んでますかぁ~?」



「まぁそれなりに…。てか土屋さん、大丈夫?一気なんかしちゃって…。」



「大丈夫ぅ~!それよりさ~、松山君好きな人いるんだって?」



「え?!何いきなり…。」



「いいじゃん、教えてよぉ~。もしかして、さっき隣に座ってた玲子ちゃんだったりしてぇ~?」



「………え?!」


すると、いきなり松山君の顔が赤くなった。



あ、分かっちゃった。



松山君の好きな人…。




「あはは、あ~たり!」



なんだか胸がズキズキする…。


なんだろ、これ…?




あたしはグラスに思いっきりビールを注ぐと、コールもないのに一気に飲んだ。


「ちょっ……、土屋さん?!」



「っぷは~。はぁ、なんだか気持ちいい~。」



あたしは無意識に松山君の隣に座り、思いっきり抱きついた。



「ちょっと……いきなりどうしたの?!」



「うにゃあ~。」



あたしはさらに腕に力を込めて松山君を抱きしめた。


「あ、やばいよ、土屋さん…。」



「ん~?どしたのぉ?」



「まじでヤバい!!早く離れて!!」



「やぁだ~。」



あたしは松山君の首に腕を絡めると、無意識に松山君にキスしてしまった。
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