ホットミルク
友達はみんな他の授業出ちゃってるし、図書館でも行こうかな。



その日出されていたレポートにさっそく取りかかるため、あたしは図書館に向かった。




中に入ると、あの独特の本の匂いがあたしを包み込んだ。




空いているテーブルを探すと、もう既に人がたくさんいて、座れるところはほとんどなさそうだった。



やっぱ今の時間じゃ無理かな~。


少し諦めながらよく見回してみると、窓際の方に一つだけ、比較的空いているテーブルを見つけた。



あそこなら座れるかも。



勉強している人の邪魔にならないように、なるべく音をたてないようにして、そのテーブルに向かった。
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