Last Love
(足ひねった……)




そう思って、座り込んだまま足を触っていると。






「「キャ――――――――――――」」





みんなの叫び声が一段と大きくなって。




(なに………?)




「大丈夫???」





わたしの頭上から声がした。




「ぇっ???」





顔をあげたら。




「……。」




一ノ宮遙が立っていた。





……にっこり微笑んで。




(お前のせいだよっ!!)




そんなことを考えたけど、もちろん声にはださずに。



「大丈夫です。」



そう言って立ち上がろうとした。



………けど。



(……ッ!!)



足に痛みが走った。
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