Last Love
感じたことのない気分に戸惑ったけど。




「ちょっと我慢してね。」




こいつを保健室に連れていくのが先だと思い、膝の下に手を入れて、抱き上げた。




…まぁ、俗に言うお姫様抱っこ。






「あの子誰??」



「ずるーい」





回りの女たちが騒ぎ出して。






「降ろしてくださいっ!!」




俺が抱き抱えているいる女が困った顔をして言った。




「保健室についたらね。」




(へー。喜ばないんだ。)




なんてことを考えながら俺は保健室へと足を向ける。


女(抱(省略!))はその後もいろいろ言っていたけど、全部流した。



部活休みとか言っちゃったし。




で、いろいろ考えているうちに保健室に到着。



「失礼しまーす。」



でも、中には誰もいなくて。



「シップ…いや氷かな…」




ほっておくわけにもいかない俺は、女をベッドに降ろして、棚の中をあさくる。
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