Last Love
中には部長らしき人がひとり、いすに座っていた
「ふーん。」
すたすたと歩いてくる部長らしき人。
そして。
「名前は?」
スタッ、とわたしの前で止まって。
「さっ、桜川柚です。」
顔を覗き込んでそういった。
「そう。
俺、桐生藤也。
サッカー部の部長です。
よろしくね、柚ちゃん。」
(やっぱり部長さんだったんだ……)
――――――いやいやいやいやっ
そんなこと考えてる場合じゃなかった。
「あのっ、わたし別にマネージャーに「部長、こいつに入部届け。」
さえぎられた……
「あっ、そうだな。
柚ちゃん、俺のこと藤也って呼んでいいから。
それにしても、遙がマネージャー連れてくるなんて明日は槍でも降りそうだ。」
「おい、失礼だろ。」
いかにも不機嫌そうな遙先輩を無視して、藤也先輩は話を続ける。
「でも、うちの部今マネージャー一人しかいなかったから助かるよ。
あ……あった。
はい、これ書いといて。」
マネージャー……なるしかなさそうだな……
「……はい。
でも、マネージャーひとりしかいないんですね。」
(まぁ、でもやめたきゃ、退部届け書けばいいしね。)
そんなことを考えながら筆箱を出す。
「ふーん。」
すたすたと歩いてくる部長らしき人。
そして。
「名前は?」
スタッ、とわたしの前で止まって。
「さっ、桜川柚です。」
顔を覗き込んでそういった。
「そう。
俺、桐生藤也。
サッカー部の部長です。
よろしくね、柚ちゃん。」
(やっぱり部長さんだったんだ……)
――――――いやいやいやいやっ
そんなこと考えてる場合じゃなかった。
「あのっ、わたし別にマネージャーに「部長、こいつに入部届け。」
さえぎられた……
「あっ、そうだな。
柚ちゃん、俺のこと藤也って呼んでいいから。
それにしても、遙がマネージャー連れてくるなんて明日は槍でも降りそうだ。」
「おい、失礼だろ。」
いかにも不機嫌そうな遙先輩を無視して、藤也先輩は話を続ける。
「でも、うちの部今マネージャー一人しかいなかったから助かるよ。
あ……あった。
はい、これ書いといて。」
マネージャー……なるしかなさそうだな……
「……はい。
でも、マネージャーひとりしかいないんですね。」
(まぁ、でもやめたきゃ、退部届け書けばいいしね。)
そんなことを考えながら筆箱を出す。