Last Love
「欠席、体調悪いやついないな??」




基本面倒くさがり屋の先生は出席とったりしない。





「「いませーん。」」




まぁ、私立校だからサボったりする人もいないしね。





「今日は、職員会議があるから授業は午前中で終わり。




俺もう、帰り来ないから…藍原!!号令してみんなとっとと帰らせとけ。




寄り道しないでまっすぐ帰れよ。」





「先生、てきとー!!




僕いなかったらこの学級崩壊してますよ。」




学級委員長の藍原君が先生を冷やかして。




「まぁ、うちのクラスには優秀な学級委員長がいるから、俺はサボれるってわけだ。」





それに反論できない先生は、みんなの前で開き直る。



「「……………」」



でも、もうなれちゃったみんなは笑ったりしないけど。




「……よしっ、ホームルーム終わりっ!!



また明日なっ!!!!!!!」





あせった先生は教室から出て行った。





「「あっははははっ」」




みんなが笑うのは先生が出ていてしばらくしてからのこと。





これがうちのクラスの朝の日常。





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