小野先生とアタシ

そんな話をしながら廊下をカノコと2人で歩いてる時。



…あ。

小野先生だ。



すれ違いざまに先生はチラリと冷たい視線でアタシを見た。


ドキっとする。




「ねぇ…いつになく冷ややかな感じじゃない?」

カノコがアタシに耳打ちする。




「そ、そうかな…」

アタシはあのLL教室での出来事を思い出していた。

多分、あのことがあるからだ。


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