小野先生とアタシ
石田さん…?
アタシは急いで封を開ける。
「チサトちゃんへ
今回はアタシのことでごめんね。
これからのチサトちゃんがいつも気になってたんだけど
逆に気遣ってくれるチサトちゃんだったから
何も言わなかったの。
でもこうして新しいところが見つかって本当にこころから
ホッとしています。
たった1年と少しだったけれどチサトちゃんと一緒に暮らした日々は
とても楽しかったです。
新しいところでスタートを切って毎日過ごしているだろうと思うけど
たまにはアタシのことも思いだしてね。
モモカ」