小野先生とアタシ

「先生、一日中、
パソコンとか本とか…そんなのばっかだから
少し疲れてるんじゃないですか?」



「そんなことはない」

そう返事して先生は再び眼鏡をかける。



「タバコひとつ買うことができないなんて…
ホントに役に立たないんだな」

話を戻して先生はそう言ってタメイキをついた。



アタシはその言葉にムッとする。

そしてそんなアタシにお構いなしに先生は
テーブルの上に置いてあったタバコを取り出して火をつける。




< 250 / 452 >

この作品をシェア

pagetop