小野先生とアタシ

アタシはうつむいて首を左右に振る。


こんなんじゃダメだな…。

しっかりしなきゃ!
うん。


そしてそう思いながら顔を上げたとき、
そのたくさんの人の向こうに…


見覚えのある男の人が見えた。



ぼんやりとその人影を意識する。


先生…?

まさか…ね。



きっと先生に似た人。

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