小野先生とアタシ
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電車に揺られながらぼんやりと車窓を眺める。


あーもうここからの車窓ともさよならしないといけないんだなあ。



2つ目の駅を過ぎる頃に見える近くの公園、そして学校が近くなると遠くに見える背の高いビル群…。

まあ…確実なのは
アタシがあの家を出ないといけないこと。




それから
出て行ったってアタシの行き先はないってこと。


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