小野先生とアタシ

「それに?」

そう言って先生はアタシににじり寄ってくる。



アタシは少しづつ後ずさる。

ドンッ!

あ、背中に壁の感触。



これ以上…下がれない。




先生はアタシの肩をきつく押さえながら言った。

「キミ…見てただろ?」




先生の言葉でさっきのことを思い出す。

外を見つめて泣いていたこと…。



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