きっと ずっと 一緒。
口にしてしまえば、陳腐でちっぽけな約束。

確約で無いとは知りつつも、それでも欲しいと願う永遠。


言葉では表す事が出来ない想いも、不安も、身体でなら伝える事が出来るのかも知れない。

だから人は肌を重ねるのかも知れない。


欲しいと言う欲望は本能、その真髄は本望。

欲しているのは不安を拭い去ってくれる、人の温もり。


あたしに身体があって良かった。

生まれて来れて良かった。


――出会えて良かった。


「一緒だね」

「あぁ、一緒だ」

幸大と同じ時を共に歩む“今”に、あたしは心から感謝した。


    【END】
< 7 / 7 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:42

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

飼い犬に手を噛まれました
持田./著

総文字数/1,741

恋愛(ラブコメ)5ページ

表紙を見る
きっと ずっと もっと。
持田./著

総文字数/21,207

恋愛(純愛)81ページ

表紙を見る
アザレア
持田./著

総文字数/14,465

恋愛(純愛)55ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop