Kataomoi
この声…
「ゆうっ!」
ま、声聞かなくてもわかるけど。
こんなピチピチ女子高生の背中に
朝から蹴りかますのなんて、
ゆうくらいしかいない。
「だからって蹴る必要なくない?!
つか、あたしのせいじゃないしね?
もずが空気読まないのが悪いしね?」
「そんなのしらねー。
てか、ゆうじゃねー。」
「え?何々、もずのせいなわけー?」
「あ!そだ!そんなことは
どうでもいいんだよ!
ゆう、朝なんで電話してきたの?
なんか用事あったんじゃないの?」
「てめーがしろって言ったんだろ。」