Kataomoi

がっくーん…

「ゆう、ひどくない?!
てか普通の名前っぽいのに
あだ名なところがいーんじゃん!」

あたしは思わず反論する。

「わけわかんねー、
お前らオレの名前忘れたんじゃねーの。」

「あー!もず忘れたかも!えへっ!」

「えへっじゃないでしょ、もず!
忘れるとかありえなーい!
あたし、ちゃんと覚えてるしっ!」

「へー、じゃあ言ってみろよ。」

ゆうがすごんであたしを見てくる。
バカにすんなあっ!
もずほどの正真正銘のばかじゃなきゃ
友達の名前忘れたりなんかしなーい!

あたしにとっては好きな人だし!
さっき脳内説明したばっかだし!

…でもさ
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