Kataomoi

「えーっ!美智サボりすぎじゃね?
こないだハゲ先怒りまくってたよ。」

「はあー?うざー、
そんな怒りまくってっからハゲんだよ。」

「お前なー、授業くらい出ろよ。
学校に来てる意味ないだろーが。」

ゆうに言われると揺らぐけどー…
だるいもんはだるいっ!
しかもハゲ先の現社なんてだるいの極みっ!

今はゆうと席はなれて授業中は絡めないしー、
てかゆうは真面目だから話しかけたり、
こっそりメールすると怒るしー…。

学校に来てる意味とか言われても、
ゆうに会いにきてますって感じだしー…。

「しらなーい、サボるったらサボるし。
うざいうざいうざいうざーい、さらば。」

あたしはカバンを机に放り投げて、
保健室へと歩き出した。

―つかHRもまだ始まってなかったし!
出席とられてないけど、まあもず辺りが
なんとかしてくれんでしょ…。
これがあたしの目下の心境。
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