Kataomoi
がらっ
教室に入るともずとゆうとまーちんが
やっぱり3人でかたまっていた。
「もーずっ!」
あたしに背を向けているもずの
背中をかるくたたく。
「あ!美智~!
はげ先の宿題パないよ!
明日までとかゆってるけど
この量だと朝までかかっても無理かも…。」
「はあ?どんだけだよ!」
「しかも、全員に出された宿題もあるから
美智だけ量やべーんじゃね?」
「…もはやどーでもいーわ…。」
あたしの机の上を見ると確かに
ハンパじゃない量の紙が山積みで
あたしは頭が痛くなった。