【完結】気になるあの子は最強娘。
ギュッと目を閉じて、返事を待つ。


フラれることは分かってる。




だけど、もう悔いはない。


これで安藤のことを諦めよう。




「……はい。よろしくお願いします」


差し出した右手に、キュッと重みが加わった。




「……え?」


閉じていた目を開けると、俺の右手を安藤が掴んでいた。
< 239 / 258 >

この作品をシェア

pagetop