インターン・シップ
「あっ!すいません。
インターンシップで今日からお世話になります、川原サツキです。よろしくお願いします。」
至近距離が恥ずかしくて、一気に自己紹介して頭を下げた。
「…え?」
私の遥か頭上から、困惑の声がきこえてきたから顔を上げると
「うちでホントに合ってる?何もきいてないんだけど…?」
とお孫さんは遠慮がちにきいてきた。
「え?
ここ、佐川教授のお孫さんの会社ですよね?私、佐川教授に言われてきたんですけど…」
そんな困った顔されると、申し訳ない気分になってくるんだけど…