インターン・シップ
「え?ハルのじぃちゃん?」
さっきまでの優しい目が、ちょっと見開いてビックリした顔をした後
「あぁ、そうゆう事か…」
何かを納得したみたいで
「そこのソファーに座ってまってて。
もうじきその佐川教授のお孫さんがくるから」
優しい笑顔をむけて革張りソファーに座るよう促すと、彼はまた奥に消えてった。
あ、やっぱお孫さんじゃなかったんだ。そうだと思った~。
…じゃ誰なんだろ??
あんだけ格好いいし、モデルさんとか?
えっ!?
じゃあ、ここモデル事務所とか?
ソファーに座って彼をまってる間、私の頭の中には疑問と妄想が膨らんでいくばかりだった。