インターン・シップ
「川原くん、内定まだ決まってないんだって?
内定がまだとゆうよりは、就職活動してるのかい?きみは優秀だから何社からか声がかかってるってきいて安心してたのに…どうしたんだい?」
優しい声で痛いとこをついてくる佐川教授。
「いやぁ…まぁ…その、何と申しますか…ねぇ?」
何とも歯切れ悪く誤魔化そうとする私に
「他に何かしたいことがあるのかい?それとも院に進むのかい?」
さらに追討ちをかけられてはもう、黙るしかなかった。
「迷ってるなら調度いいじゃないか!
就職するにしろ院に進むにしろ、きっと良い経験になるよ!」