インターン・シップ
奥に戻った彼は、コーヒーを2つ持って戻ってきた。
「はい、どうぞ」
私に1つ渡すと、向かいのソファーに長い足を組んで座った。
「まずは、自己紹介だね。
俺は牧瀬 連司。
佐川教授の孫と共同経営してるから、一応オレも上司になるのかな?」
そう言うとニッコリ笑ってからコーヒーを1口飲んだ。
その笑顔にまたもポ~とした私は、つい気になってた質問をしてしまった。
「あの、大変失礼なんですが…ここは何をされてる会社なんですか?」