インターン・シップ

コーヒーから顔を上げた美しいお顔が、本日2度目のびっくりした顔をしてやっぱり失礼だったと慌てて訂正した。


「や、あの、実は、その、佐川教授から今日ここにくるようにとしかきいてなくて、何屋さんなのかとか期間とかも何も聞かされてなくて…私もさっきそのことに気づいて…あの正直…困ってて…ごめんなさい」


焦っていっぱいしゃべって、最後に謝ってうつむいた…。


「ハハッ!

じぃちゃんらしいなぁ~。
ここはね、デザイン事務所なんだよ。雑誌やお店の内装や家具を考えるんだ」


簡単に会社の説明してくれた牧瀬さんは、やっぱり優しくて。

その後も色々仕事の話をしてくれた。
< 21 / 479 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop