インターン・シップ
「おい、ハルッ!
吐きそうなのか?
トイレ行くか?」
俺の声なんか聞こえてないかのように、ハルはゆっくり歩きだした。
「おい、ハルッ!
どこ行くんだよ、トイレそっちじゃね…おい、ハルッ!!」
あろうことか、ステージに向かってだ。
慌てて止めようとするも、もうハルは今まさにポールダンスを繰り広げてるステージに上がり込み
ステージ上で、Yシャツを脱ぎあられもない姿のランちゃんの手首を握っていた―――。
困惑を隠せないランちゃん。
野次をとばす観客。
ハルを引きずり降ろそうと駆け付けたボーイ達を手伝う俺。