インターン・シップ

現金なもんだ…と苦笑いしつつ、冷蔵庫の前に座り込んだ。


中から冷えたミネラルウォーターを取り出すと、とりあえず水分補給。


ゴックゴク飲んで、口元を拭きながらカレンダーを見ると…

あれから、3日がたってた―――…。


あの日から部屋から出ずに、文字通り泣いて暮らしてた。


だから当然ながら、会社にも行ってないわけで…最も、行けるわけないんだけど……。


大体、どの面下げて行けってのよ。あれだけのことしといて…。


あの日の出来事が脳裏をかすめる度、涙が目に浮かぶ―――。


だから考えまいと首を振り、水と一緒に涙を流し込んだ。
< 293 / 479 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop