インターン・シップ
睡眠薬の箱を見ながら、最後にこれを飲んだのはいつだっただろうと考えた。
…あぁ、そうだ。
あの時だ―――。
苦い思い出がよみがえってきそうで、いそいで箱を開け薬を飲んだ。
寝よう寝よう。
寝て忘れよう。
寝てる間は天国だ。
そう自分を無理矢理でも納得させ、いそいそと部屋に戻るとベットにもぐりこんだ―――。
もう睡眠薬は飲まないって決めてたのにな…。
あの時経験した以上の辛さや苦しさはないと思ってたからもう止めれると思ったのに…。
今はあの時以上じゃないけど…もう泣きたくないの。
今日だけ許して…。