インターン･シップ

私の謝罪を聞いた社長は目を細め、とても優しい顔で笑ってくれた。


そしたら何でかまた泣けてきて、涙が一筋頬を伝った。


｢あ～あ…ったく、誰だよ？

『私泣きませんからご心配なく』とか言ってた奴わよ～？

ビービー泣きっぱなしじゃねぇか｣


そう悪態をつきながらも、ちょっと乱暴な手つきで涙を指で拭いてくれた。


……もう会えないと思ってた。

あんな姿を見られたし、いっぱい傷つけた。


好きって気づいた時には遅過ぎて…。全部夢だったんだって…忘れようとした。


だけどまた会えて、こんな近くに…涙をふいてくれるぐらいに近くに社長がいる…。