インターン・シップ
エピローグ
大学最後の夏のある日――。
社長に頼まれこの炎天下の中、大学まで足をはこんだ。
後、1週間もすれば9月。
だけど秋の訪れなんか全然感じないこの暑さにうんざりしながら佐川教授の部屋を目指した。
この前、ここに呼び出された時はこのインターン・シップを押しつけられた日だ。
あれからもうすぐ1ヵ月が経とうしてる。
最初はあんなに嫌がってたけど、受けてなかったらきっと今頃私はまだあの店でNo.3だし、社長や蓮司さんとも会えてない。
そう考えると…今となっては佐川教授様々だな。
あ、それに私の恋のキューピットでもあるんだ、佐川教授って。