インターン・シップ
優しい英国紳士のはずの牧瀬さんは、笑う鬼だった――。
その事に、気付いたのは慌ただしく過ぎた初日の次の日だった。
朝、出社すると昨日きた時にはなかった机が、扉を開けてすぐのところにおいてあった。
昨日と同じく、コーヒーを飲んでる牧瀬さんに聞いたら、私の席だと言う。
デザイン事務所なだけあって、外観もおしゃれなここは中ももちろをのことおしゃれで、白と黒のモノトーンで統一されている。
私の机もその調和を乱す事なくモノトーンで。
新品の机の上には、パソコンと電話機。