私に恋を教えてくれてありがとう【上】
そらをよろしく、と囁き
母華子はとっておきの置き土産と
優しい香りを残して、
静かにドアを閉めて去っていった。
そらはまた お腹に手を当てながら、
彼に囁いたときの母と同じ
満足げな顔でにやっとし、
素敵な旦那様の頬に甘く唇をつけてみた。
そして……
母華子はとっておきの置き土産と
優しい香りを残して、
静かにドアを閉めて去っていった。
そらはまた お腹に手を当てながら、
彼に囁いたときの母と同じ
満足げな顔でにやっとし、
素敵な旦那様の頬に甘く唇をつけてみた。
そして……