私に恋を教えてくれてありがとう【上】
「……華子があれにどのくらい俺の事を書いてるか……
俺も軽蔑されるだろう」
祐樹は華子みたいに前髪に息を吹きかけ
ちゃめっけを出したつもりだったが
そんなのにも気づかず、華子が喰らいついた。
「な!!大丈夫だってば!!
祐樹は悪いこといっこもしてない!
絶対大丈夫!
祐樹は軽蔑なんてされないし
そらはそんな子じゃない!!」
「…………!?」
いきなりで大目玉をくらった感じ。
思わず祐樹は吹き出した。