私に恋を教えてくれてありがとう【上】
すると華子は即座に立ち上がり
今膝に乗せ、たたんでいた靴下が父の頭に落ちた。
「そらちゃん 襖のつけ方わからないでしょう
お母さん直してくるから待ってなさいよ」
「本当?ありがとう!
襖が大きくてうまくはまらなくって
手伝うよ!」
「いいのいいの!!
嫁入り前の女の子の顔に
傷でもつくるといけないから
そらはその洗濯をたたんでてね!」
華子は立っていたそらの肩を両手で掴み
無理やり座らせ、やさしく笑いかけ
そらの部屋へと階段を上って行った。
祐樹とそらは顔を見合わせた。
今膝に乗せ、たたんでいた靴下が父の頭に落ちた。
「そらちゃん 襖のつけ方わからないでしょう
お母さん直してくるから待ってなさいよ」
「本当?ありがとう!
襖が大きくてうまくはまらなくって
手伝うよ!」
「いいのいいの!!
嫁入り前の女の子の顔に
傷でもつくるといけないから
そらはその洗濯をたたんでてね!」
華子は立っていたそらの肩を両手で掴み
無理やり座らせ、やさしく笑いかけ
そらの部屋へと階段を上って行った。
祐樹とそらは顔を見合わせた。