私に恋を教えてくれてありがとう【上】
そらはちょうど父に聞きたいことがあった。




「ねぇ、お父さん。

 ちょっと隣座らないかい??」


隣のブランコをすすめた。

少し渋ったが



「さむいから・・・・


    5分だけだぞ」


と言って父は座った。







「ねぇ、お母さんとさ、
     いつから付き合い始めたの?」






昨日の続きか、と



祐樹は息を整えてからこたえた。



「そうさな、

  お前の歳よりちょっと若いくらいのときかな」




「え!!そんなに遅かったの!?

 昔から友達だったんだよね??」




祐樹は苦笑した。



    
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