私の思い出
音楽室はしんとしていた。
「風子、誰にも言わないでね。私、風子の予想通り啓君が好きなの。今まで黙っててごめん。」
「ふ~ん。やっぱり。じゃぁ今優太との噂流れちゃって大変なんだ。」
「そうなの。どうすればいいかな・・・。」
「無視するしかないね。頑張りな。」
「うん。そうだね。風子、ありがとう!!で風子は誰か好きな人いないの?」
しばらくの沈黙。
そして風子は口を開いた。
「私ね、優太が好きなんだ。」
えっ??
マジ?!
「ごめんね風子、変な噂流れちゃって。私、応援するから。」
「いいよ。気にしないで。私も結奈のこと、応援するね。」
ありがとう・・・。
心の中で呟いた。