雨恋
彰人は、交通事故で亡くなってしまったのだ
しかも、私を守ったせいで…
あの時私が彰人の言う通りにしとけば…
赤信号を渡らなければ
彰人は死ななくてすんだのに…
私は自分を責め続けた
そんな時、私を励ましてくれて
救ってくれたのが
親友の陽菜々だった
卒アルを見たくなかったのは
彰人が写真に写っているから…
でも、いつまでも現実逃避してらんない
前を向かなきゃ…
"彰人はもういない"
そんな受け入れたくない事実を
受け入れなきゃならないんだ