ツンデレ的天然ちゃん かける バイト仲間の年上王子っ!
「あ、おかえりー。
また斬ってきたんだ?」
「仕方ないじゃんかぁー
あれは完全にロリコンだし!」
教室に戻ればいつものように困り顔を浮かべるあたしの親友智恵美。
「あんたいい加減彼氏作んなさいよ。
このままじゃ一生男と関係持てないわよ?」
腕を組んで余裕を持った微笑みを浮かべて言った。
「大きなお世話ですー!
…もっとまともな奴ならいいのにさ。
少なくともロリコンじゃない奴…。」
だいたい何でこんなにちっこいんだ?
中学生と間違われることもざらではないあたし。
一体どうやったらこの姿に成長するのか…
「はぁーあ、あんたもう少しナイスバディだったら良かったのにねぇー。」
クスクスと笑いながらあたしの頭をポンポンと叩いた。
「ちょっ…馬鹿にしてる訳?!」
「ん?本当の事を言ってるだけよー?」
今度はぐにょーんとあたしの両頬を引っ張った。
「ほひゃ!
ひゃへほー!」
「アハハハ、ウケる!」
「もういいっ!」
あたしは両頬をさすりながら席に着いた。
そこでちょうどチャイムがなった。