ツンデレ的天然ちゃん かける バイト仲間の年上王子っ!
「コーヒー飲めたんだな。」
背後から聞こえた声。
振り返ると同時にあたしの手の中からコーヒーがなくなった。
だけど、それよりもずっとずっとビックリしたのは…
「な、なななななな
えっ!?はっ??
なる、なるなるなる…
成巳先輩っ!???」
「フッ…
驚きすぎ。」
ペチッと成巳先輩のデコピンがヒットする。
「あたっ…!
で、でででででも何で…!!?」
舌が回らない
涙が出てくる
笑顔になる
悲しくて、
だけど嬉しくて
あたしの胸に熱い感情が込み上げてくる。
忘れかけていた
成巳先輩への想い。
だけどそれは忘れかけてたんじゃない。
ただあたしが自分に嘘をついただけ。
あたし、やっぱり成巳先輩が好きだッ!!